■今まではアニメの劇伴、エンディング曲等の作曲経験からアニメファンも視野に入れた言わばプログレッシブ・ロックの入門篇的色合いが強かったが、今作は、Shuseiの何物にも囚われない自由な発想で作曲され、類を見ない世界唯一の音楽を紡ぎ出している。

■Shusei（塚本周成）の類稀なる才能が遺憾無く発揮されており、全てのソングライティング、アレンジ、エンジニアリング、ミックス、マスタリング、プロデュースを手掛けている。また、日本音楽界の猛者達が大集結し、ジャパニーズHR/HM界、Jプログレ系の重鎮が勢揃。Shusei（Org, Key）を始め、「Outer Limits」、「アランちゃんバンド(仮)」の荒牧隆子（G）、VIENNA、デッド・チャップリンの永井敏己（B）、若手技巧派ドラマーの大菊勉（D）がアルバムに参加している。さらに、海外フェスに多数参加しているヴァイオリニストの藤本美樹、THE JAZZ AVENGERSでも活躍するテナーサックス奏者の米澤美玖が参加。ヴォーカリストには若手女性声優の雅絢恵と相馬優を起用し、曲に彩りを加える小田司（Va）、丸山剛弘（Vc.）、佐々木寿弘（Fl.）も参加している。

■ドラマティックに展開するシンフォニックかつ幻想的なプログレッシヴ・ロック・サウンドをベースにしながらも、最新の「量子力学」をヒントに描かれる多次元宇宙や生命、精神の神秘的振る舞い。今の時代に疑問を投げかけるメッセージ色の強い楽曲、ファンタジー的世界観などカオス的要素が入り混じりながら融合形成された劇的なサウンドは、より近代クラシック的手法を取り入れたロックバンドとして圧倒的に力漲っている。

【収録曲】
1. Life through Journey　旅の途中
エネルギー不滅の法則を考えると、死においても何かに形を変えて残っているはずで、それが精神（意識）だとすると死は正に「旅の途中」
2. A Turbulent Future　不穏な未来
平和は長く続かないので、未来はいつも不穏である
3. The Star Inheritor　星を継ぐ者
盟友、菅沼孝三や、杉本正への追悼及び残された者の想い
4. Climber's High　クライマーズ・ハイ
自らでコントロールできない躁状態の恐ろしさを歌った曲。有る意味、指導者がこの状態になると制御不能になり、悪い状態に国を導く
5. Destruction and Reconstruction　破壊と復興
戦争で破壊され人々が犠牲になっても、人間は必ず復興させる力がある
6. Dimensional Rift　次元の裂け目
世界は11次元まであると言われているが、3次元にいる我々を4次元以上から見てはどうだろう
7. The one who lives forever　永遠を生きる者
2ndアルバムのDestructionに出て来る「探索ロボット」のその後。不死は多くの命との別れを経験し、悲しさと虚しさを心に刻み生きていく

All Songwriting And Arrangements by Shusei

Shusei’s Project
Shusei （Pipe Organ,Keyboards）
雅　　絢恵　Ayae Miyabi （Vocal）
相馬　　優　Yuu Souma （Vocal）
藤本　美樹　Miki Fujimoto （Violin）
荒牧　隆子　Takako Aramaki （Guitar）
永井　敏己　Toshimi Nagai （Fretless Bass）
大菊　　勉　Ben Ohgiku （Drums,Percussion）
米澤　美玖　Miku Yonezawa（Tenor Saxophone）
小田　　司　Tsukasa Oda（Viola）
丸山　剛弘　Takehiro Maruyama（Cello）
佐々木寿弘　Toshihiro Sasaki（Flute）